糸井貫二木版画集
¥2,000
1960年代にパフォーマンス活動を展開した糸井貫二は、当時から"ダダカン"と呼称され、仙台を地盤としながらも、全国的に知られる存在でした。
糸井はパフォーマンス活動を始める直前の50年代中頃から、木版画や俳句・詩を作成し、それらは自身の企画した個展や俳句俳石の同人誌等で発表されています。
終生にわたった句作や、一時期作成された木版画は、糸井の仙台‐大森(東京)‐中津(大分)にわたる生活の中から生みだされました。これらは、禅そしてダダイズムへの関心、ならびに1960年代以降のパフォーマンス活動へと向かっていった糸井の活動を念頭に置いた場合、そのオーソドックスともいえる表現技法からやや意外な印象を鑑賞者へあたえるかもしれません。しかし、これらの木版画は糸井の日常における思想と実践、またその影響関係を探る上での糸口として注目されます。
本書では、刊行時までに確認されている糸井の木版画を、資料とともに網羅的に収録し、当時を知るご家族への聞き取りと、解説としての論考を併せて掲載しました。
[関連:メディアスタディーズ「仙台ダダ」 について]
https://www.smt.jp/projects/avantgarde/
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<目次>
序文
木版画
俳石版画
「光の版画」
「自作版画アルバム」より
版木、画材など
『遊』、俳石と俳石版画
座談 家族からみた糸井貫二
三上満良「糸井貫二の木版画 ―同人誌『遊』との関係をたどりながら―」
略歴
謝辞
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発行:一般社団法人戦後芸術資料保存・2023年
編者:ダダカン連(三上満良、細谷修平、中西レモン、関本欣哉)
仕様:B5サイズ(182mm×257mm)・厚さ7mm・100ページ
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