畠山直哉|まっぷたつの風景
¥4,180
2016年11月3日ー2017年1月8日にせんだいメディアテーク6階ギャラリーにて開催した企画展『畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景』の記録書籍。畠山の初期から現在までの作品の展示風景と、会期中に開催された対談の様子や、「てつがくカフェ」に関する論考を掲載。書籍は本の中心から読み始める仕様。写真(124頁)と言葉(124頁)の2部で構成されている。
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「まっぷたつの風景」というタイトルはイタロ・カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』から採られました。たとえば、私たちは誰でも善悪や美醜など二つの面を持っているのに、他人に対してはその一方だけしか見ようとしないところがあります。物事を無理矢理まっぷたつに分けてしまえば、物事は成り立たなくなってしますのに です。
「風景は、ただそこにあったものではなく、人間が歌を詠んだり絵にしたり写真を撮ったりするたびに、新しく生まれている」と畠山は主張します。
人の表現に応じて「風景」は生まれ、美しさや残酷さ、不思議さや不条理さといったものとして、その都度新しい姿を現すというのです。
震災以降、変貌する故郷を撮影し続けてきた畠山の「風景」には、過去からの大きな断絶が見て取れますが、同時にそこに、「風景」の持つ二面性や両義性、未来の「風景」への気配を感じることができるかもしれません。
ーーー展覧会ステイトメントより
発行:せんだいメディアテーク
発売:赤々舎・2017年
仕様:235mm × 180mm 上製本 248ページ(写真124ページ、言葉124ページ)
ISBN:978-4-86541-065-5
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