コンニチハ技術トシテノ美術
¥1,650
2017年11月3日(金・祝)から12月24日にせんだいメディアテークで開催された
展覧会「コンニチハ技術トシテノ美術」。
東日本大震災は、「技術」に依存している現代社会の諸問題を噴出させた。
それらは政治や産業の範囲に留まらず、文化や芸術をも「技術的に」認識しようとするわたしたちの感性にも及ぶことのように思われた。震災の記憶が薄れていく中で、わたしたちにとっての技術とはなにかという命題について、芸術が継続的に思考する上では、もとは同じ言葉だった「技術」と「美術」を再び一体的に捉えることが必要なのではと、震災後の東北に関心を寄せる5人の美術家(青野文昭/井上亜美/飯山由貴/高嶺 格/門馬美喜)が、いま見つめるべき課題として問いかける。本書では展覧会の展示作品の記録のほか、関連のトークイベントのなどの採録とともに、今日の技術と美術をめぐる論考を掲載している。
『…ワタシは⽇々、ダレかの作ったダレかの技術に追い⽴てられているよう。
それはあたかもワタシたちに技術を持たせないかのようだ。
果たしてワタシは、ワタシのための技術を持ち、⾃分で⽴って歩くことが
できるだろうか。
そのために、ワタシは、システムから逸脱することはできるだろうか。
コンニチワ、技術と⾔うために。』
ーーー序文より
発売:T&M Projects・2018年
企画・発行:せんだいメディアテーク
仕様:257x188mm 128ページ
ISBN:978-4-909442-04-8
|目次|
コンニチハ技術トシテノ美術 展覧会風景
Q&A──出展作家による五つの応答(青野文昭/井上亜美/飯山由貴/高嶺 格/門馬美喜)
展覧会企画者による鼎談 (長内綾子×細谷修平×清水建人)
哲学者 鷲田清一による論考「不能の表出──三つの証言」
社会学者 貞包英之による論考「テクノロジーとアートの危険な関係 地方にアートは必要か?」
展覧会会期中に開催されたトーク 「コンニチノ技法」
(粟田大輔・藤井光[cosmos-tv]、飯山由貴・高嶺 格[出展作家]、
長内綾子・細谷修平・清水建人[展覧会企画者])
yumbo(バンド)── 写真と詩
キュレーター 清水健人による論考「コンニチ のメディアテークとインスタレーション」
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